皆既月食の夜に 議員と語ろう会

10月9日、山東公民館にて今年度の事業である「議員と語ろう会」を開催しました。

19時過ぎ、東の空には赤銅色のスーパームーンが浮かび、こんな夜に開催とは、なんだかスピリチュアルなものを感じました。米原市市会議員の皆さんと、米原市女性の会会員約30人が参加しました。

 

「女性の会」というのはどんな団体なのか、意外と知られていません。冒頭に「米原市女性の会」の沿革と今までの活動について説明をしました。前身の婦人会の組織が衰退していき、市の合併に伴い、新しく女性の会として、生まれ変わる創生期の苦しみをわかっていただけたら幸いです。

合併前の旧町の婦人会は担当課であるそれぞれの生涯学習課とよく連携していました。反面、行政、または大字(自治会)のあて職やイベントの動員も多く、会員離れの原因のひとつでもありました。また、滋賀県の女性団体連合会の下部組織になることを嫌がり、脱退し、その後旧町の婦人会が解散、(すでに旧米原、山東町婦人会は平成17年には解散していました)はては自治会単位の婦人会が解散するところも出てきて、米原市に合併と同時にいっきに婦人会は消えました。ただ、今でも大字単位での婦人会は残って活動されているところは多いですが、米原市女性の会とは一線を画します。この状況は全国的な傾向です。当初思い描いていた活動は、従来の婦人会が持っていた地域単位の活動支援だったのですが、広域にわたり、困難になりました。今現在は、5つの活動方針を柱に事業を行っています。

 

「語ろう会」は、議論するというには、あまりにも時間も短く、いくつかの女性の会からの質問に議員の皆さんに答えていただくという形式をとりました。病児保育の実施の目途、出産祝い金、若い世代の地域離れをくい止める施策の一つとしてアートフェスティバルのような芸術活動の推奨、まちづくりの拠点となる施設の整備、環境問題について等の質問が出ました。

議員の皆さんには生活の中での一コマ一コマに密着した要望なので、耳を傾けていただいて、今後の市政に反映してもらえればと思います。

 

また、まちづくりの拠点になる場所の整備ですが、単に事務的な利便をはかるだけでなく、さまざまな課題を抱える団体もあり、スーパーバイズ、適切なアドバイスをしてもらえる機能があればいいと思います。社会教育団体とか、NPOであるとか、まちづくり市民団体とか枠を超えて、目的は同じですからネットワークを整備して、連携し、広く情報を共有し、それぞれが、自己完結した閉じられた活動にならないようになればと思います。

 

女性の会は、政治に関しては素人ですが、多方面の分野においてプロや達人がそろっていてある意味、人材の宝庫でもあります。世代や職業、趣味や信条を超えて共通項はこの地域に住んでいる女性です。ただそれだけなのです。住みよい米原市として、真に幸福度の高い街になるのが願いです。


 

 

秋です。

運動会や文化祭の季節ですね。市全体でも様々なイベントが目白押しです。一方、集落単位でまちづくりの一環として行われていた行事は縮小しつつあります。

こちらは、大字の「ふれあいの日」のプログラムの中の流木アート教室での作品です。

秋から春にかけて各家庭の玄関やお庭を飾ります。